闘病記パート21「おむつからパンツへ」

闘病記パート21「おむつからパンツへ」

2019/2/14

結局痛みで

寝付けませんでした。

痛みのせいで

尿道に管が入っていることで

事ある動きが痛みます。

体を起こして

立ち上がるときも

ゆっくりとです。

寝ているのが一番楽か

と言えばそれも違います。

例えば咳やガスを

出すときって

すごく力みますよね。

あれの度に

ズキズキします。

まだ出していないけど

くしゃみなんか

出たら失神するんじゃないか

っていうぐらいです。

結局昨夜はどうにもできず、

22時に床につくも

24時ぐらいまで

起きてました。

普段は布団の中で

2,3秒で寝れるのに。

しかも、男性なら

分かると思いますが

起きるときに

「朝ダチ」という

現象ありますよね?

あれが痛い!

その結果、やっと寝れても

あれのせいによる

痛みで起きる。

その繰り返しです。

生体食塩水外れる

朝起きて、何とか

ナースセンターの前の

談話室まで自力で

歩く。

一人でぼーっとしていると

マツモト先生(仮名)が

通りかかる。

「痛みはどうですか?」

「カテーテルが

相変わらず痛いです。

まだ外れないですか?

色はだいぶ普通の

尿の色になったと思います。」

と、外してほしいアピールを

してみました。

「色は戻ってますが、

今回の手術は

膀胱にだいぶ広範囲になりました。

早く外してしまうと

その方が辛くなります。

排尿の度に痛みを

感じたりしますよ。」

(排尿の度に

痛むのは辛いな。

このままの方がマシか)

とガックリ。

「でも、だいぶ色は

落ち着いてるので

この膀胱に入れている液体

はもう外しましょうか。」

そのあと、部屋に戻ると

看護師さんがすぐに

入ってきて、

生理食塩水を

外して行きました。

おむつからパンツへ

朝ごはんを食べた後、

看護師さんが来てくれて

「じゃ、ちょっとオシモを

洗いましょうか。」

痛むから嫌がる顔を見せましたが

洗わないと感染のリスクがあるから

と理論攻めしてきたので

言われるがままに。

ゆっくりと

立ち上がりながら

トイレに向かう。

女性の看護師さんに

自分のモノを見られる恥ずかしさよりも

何よりも痛みが

辛くて何も考えられなかったです。

おむつを下した時に

初めて自分のを

見ました。

(本当に管が入ってる)

今まで怖くて見れませんでした。

尿道に直径7mmぐらいの

シリコンの管が

ぐっと刺さってます。

さらにおむつには

出血の後が。

「じゃ、軽く洗いますね。」

と言いながら、

軽くお湯と

石鹸をちょんちょんと

つけた後に

軽くタオルで拭く程度。

それでもそのたびに

尿道からの管に

振動が加えられ

ズキズキと痛む。

「おむつよりも

パンツにしましょう。」

ということで

おむつからの卒業です。

パンツにすると

管をしっかりと

固定してさらに

痛むのではないか?

と思ったりもしましたが、

言われるがまま

家から持ってきた

ボクサーパンツに

着替える。

少しずつ元の自分に

戻っていってる感じがします。

あとはこの管だけかな。

夕方ごろには

妻も見舞いに来てくれました。

仕事終わりで来て、

次は上の子の

幼稚園のお迎えもあって

30分ぐらいしか

滞在時間がないものの

「毎日寄るからね」

と言いながらバイバイしました。

強い痛み止め

あまりにも私が

痛い表情をするものだから

先生たちが

「ちょっと強めの

痛み止めを出しましょうか」

と提案。

ロキソニンレベルじゃ

効かないみたいです。

1日1回だけで

痛みがだいぶ取れる

という強い痛み止め、

そして、その副作用として

吐き気防止の薬を

セットでもらいました。

次パート

闘病記パート22「命がけのシャワー」



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