闘病記パート26「浸潤検査の結果」
2019/2/19
朝の5時半
目が覚めて
トイレに行き、
いつものように
痛みを堪えながら
排尿を済ませた。
しかし、ベッドに
戻ってからも
痛みが止まらず、
さらに今までよりも
痛い。
10分ほど経っても
痛みが解消しないので
ナースコール
導尿
来てくれた看護師が
いろいろな質問をしてくる
「痛みはどのあたり?」
「お腹張ってる感じ?」
「痛みは一昨日の
血の塊と比べてどう?」
しかし、痛みが辛くて
明確な答えができない。
看護師も
「もしかして血の塊が
どこかでふさがってるの
ではないか。」
ということを一番心配しているのは
私にも分かってる。
すると看護師さんは
「わかりました、
とりあえず導尿します。」
導尿とは尿道に
細い管を入れて
強制的に排尿する方法
先週まで入っていた
カテーテルと異なり、
そこまで太くない。
しかし、
やっぱり気持ち悪く
痛いところに
さらに痛みが増す。
導尿した結果、
そこまで排尿が
見られなかったのと
少しドロっとした
血の塊が取れた。
とりあえずそれで
様子を見ることに
なりました。
その後、朝になるまで
だいぶ痛みも
引きました。
しかし、排尿時の
痛みは相変わらずで
まだまだヒリヒリした
痛みが毎回残ります。
さらに大量の血の塊と
血尿がドバドバ出て、
もう見るのも
排尿するのもしんどいです。
病理診断報告
夕方、妻が見舞いに
来たタイミングで
マツモト先生(仮名)と
3者で病理診断。
「クマガイさんのガンですが、
非浸潤ガンです。
また、ステージで言うと
Taに該当します。」
「浸潤してる」
というのは別の部分に
悪さをしている
→つまり別の部分を
取らないといけない
という意味です。
非浸潤というのは
そこまでガンが
進行していない
という意味です。
Taというステージは
表面上のガンという
段階です。
Ta、Ti、T1、T2・・・
と続きます。
T2であれば浸潤ガンで
膀胱の筋層に到達しているため
膀胱を取る必要があります。
https://ganjoho.jp/public/cancer/bladder/diagnosis.html
↑が画像もあり、
分かりやすいと思います。
(引用元:国立がん研究センター)
私は、妻には
「膀胱を取る覚悟はできてる」
と言っておりました。
正直なところT2を覚悟していました。
その場合、次のステップを
どうするか、ということまで
考えておりました。
「膀胱を取らなくてもいい」
というのは正直なところ
うれしいニュースです。
「しかし、手術後に
お伝えした通り、
クマガイさんの膀胱内には
非常にたくさんの腫瘍が
見受けられました。
腫瘍自体はすべて
取ったか焼き切ったのですが
粘膜の部分で怪しい部分が
まだ残っています。
そのため、同じ手術を
もう一度受けてもらいます。
さらにそのあと、
抗がん剤を10回ほどに
分けて入れていきます。」
ということを言われました。
膀胱がんが完全になくなるまで
最低でも2年はかかると
言われています。
今回、膀胱摘出が
なくなっただけで
まだまだ膀胱がんとの
闘いは終わっておりません。
退院予定
退院予定ですが、
まだ血尿が落ち着いていないので
もう少しかかるとのこと。
「カテーテルを抜いたタイミングが
少し早かったと思います。
本来なら昨日(18日)
に取る予定が、
あまりにも辛そうだったので
16日に取ったので
このように血尿や
排尿痛が残っていると
思われます。
こればかりは
どこに辛さを
持っていくか
というバランスの
問題なので、
仕方ないことです。」
というわけで、もう少し
大人しく入院しておきます。
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