闘病記パート38「2回目のTURBT(後編)」

まだ終わっていない

2019/3/28(手術後~)

手術が終わり、

部屋で軽く妻と

話をする。

「先生何か言ってた?」

「うん、さっき

待ってる間に

主治医のマツモト先生(仮名)

に話聞いてきた。」

全摘の可能性が0ではない

マツモト先生(仮名)の

説明をポイントで

まとめると

・前回に比べて

膀胱内がきれいだったので

最小限の手術で済んだ。

・今後、膀胱がんが

再発してもTURBTで

取れるはず。

・膀胱内に怪しい部分があったので

再度検査にかける。

の3点だ。

気になるのが3点目。

「怪しい部分」

というのは浸潤の可能性が

0ではない、ということ。

以前よりは減ってると

思われるが、

それでも筋層に

ガンが侵食していれば

膀胱を全て摘出

いわゆる全摘

となってしまう。

前回の手術で

筋層に達していない

という結論だったのが、

まだまだ終われないという

ことになる。

こればかりは検査次第。

待つしかない・・・。

麻酔とカテーテル

思い出したように

妻に手術の麻酔について

質問をしてみる。

「今回、麻酔の力で

一気に寝た。

しかし、手術終わりと

同じぐらいに目が覚めた。

あれは麻酔の期間というか

時間をコントロール

できるのか?」

「ある程度できるよ。

そもそも麻酔を出している

間は寝るけど、

止めたらその効果は

無くなるからね。

睡眠とは

違う現象。

先生のほうで

ある程度手術終わりに

麻酔が止まるように

してあるんじゃないかな。」

改めて麻酔ってすごいな

って思いました。

「そういえば、

今回の尿道カテーテルの

太さと材質を

誰かに聞いてもらえないか?」

前回の手術では

手術中に入れた

カテーテルが

機能しておらず、

再度入れなおした経緯が

ありました。

その際、太くて固いカテーテル

を入れたため、

人生で一番の激痛を

味わった。

今回はどうなんだろう

と思ったからです。

「カテーテル交換」

↑思い出したくない記憶。

「そんなの聞かなくても

見たらわかるよ。」

と言って、カテーテルを

ひょいとつまむと

「18Frのラテックスだよ。」

つまり、細くて柔らかい管、

ってことだ。

「やっぱりお前すごいわ。」

と妻に聞こえるか

聞こえないくらいの

声でつぶやいた。

前回より楽

前回よりもカテーテルが

細くて柔らかいこと、

そして手術時代

そこまで膀胱に

ダメージを与えてないので

だいぶ楽でした。

ただ、麻酔が切れたころは

相変わらずカテーテルの

気持ち悪さと痛みが

続きますが。

夜ごはんも何とか

食べられました。

さて、しばらくは

このカテーテルと

格闘する日々が

続きそうです。

次パート

闘病記パート39「カテーテル不快」



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