TURBT
(経尿道的膀胱腫瘍切除術)
を詳しく説明しているサイト
(特に病院HPなど)
は多々あるので、
もっと簡単に中学生でも
分かるようにという
気持ちでまとめてみました。
ちなみにTURBTは
そのままアルファベット読みします。
(ティーユーアールビーティー)
※医療関係者の中では
省略してBTと言うそうな。
そもそもどういう手術?
尿道(おしっこが出るところ)
に管を入れます。
この管には内視鏡(カメラ)と
電気メスがついていて、
中の様子を見ながら
腫瘍を電気メスで
刈り取っていく
という手術です。
手術と聞くと
お腹をメスで切ったり
最後閉じたりする
イメージですが、
このTURBTは
そういうことはしません。
なので、普通の手術よりも早く
退院できると言われています。
手術前にどういう準備が必要?
まずこの手術は
麻酔(脊椎麻酔)を受けます。
麻酔を受けるということは
前日ぐらいから
絶食&下剤を飲みます。
これは麻酔が聞いている間、
消化器官までストップするので
食べ物が残らないようにするためです。
また、その他に
閉鎖神経ブロック
という麻酔も受けることがあります。
これは手術中に無意識に
足が動かないようにするために
一時的に神経をストップするための
麻酔です。
あとは、手術中は
しばらく両足を固定するため
きつめのストッキングを
履いて、エコノミー症候群
のような症状を避けるように
します。
手術中はどんな感じ?
手術自体は1~2時間ぐらい。
下半身の麻酔が効いているので
ほとんど何も感じません。
闘病記でTURBTを
受けている様子は
からどうぞ。
TURBTの最中に
抗がん剤を膀胱の中に
注入することもあります。
手術後はどうなってる?
手術後はカテーテルという管が
尿道から膀胱に入っています。
手術後は膀胱の中は
血が出てたりするので
血の塊が膀胱の入り口
をふさがないようにします。
これで無意識に排尿が
できるようになります。
管の素材はラテックスという
やわらかい素材か、
シリコンという
固い素材が使われます。
管の太さは
やく5~6mmと
考えてください。
麻酔も効いているので
しばらくはベッドで
動けない状態が続きます。
その後、尿の色が
安定したら(赤っぽくなくなったら)
カテーテルは外します。
その後は、尿の様子や
痛みなどで判断し、
早くて5日ほどで退院。
※私の場合は
かなり広範囲の
腫瘍を切り取りしたので
退院に11時日間
かかりました。
退院後は何を気を付けないといけない?
その病院の方針などに
よりけりですが、
一般的には
振動を与えないように
とは言われます。
「激しい運動」
「自転車」
「刺激のある食べ物(激辛など)」
などはNGと
言われるところもあります。
あとは血尿がひどかったり
血の塊が出てくることもあります。
※私の場合、腫瘍のかけらまで
出てきました。
人によって異なりますが、
2~4週間は
血尿や排尿痛、血の塊
などが出てくると
思った方がいいでしょう。
費用はどのくらいかかる?
TURBTの
「電解質溶液利用のもの」
であれば12,300点
「その他」
であれば10,400点
※平成30年度の場合
※私が受けたのは「その他」
1点が10円換算なので
約10万円。
ただし、健康保険加入者は
3割負担なので
だいたい3万円ほど。
ただし、TURBTだけではなく
麻酔や入院なども
含めるので、
さらに費用はかかると
思ってください。
私の場合、限度額適用認定を
受けた上で
全て込みで10万円
ほどでした。
TURBTを受けられる方は
限度額適用認定の
申し込みをお忘れなく。
最後に
以上が簡単な
TURBTの説明でした。
詳細や画像付きは
各種病院のサイトを
ご覧ください。