闘病記パート55「BCG治療開始」

ガン細胞死滅のために

2019/5/25(土)

排尿の痛みと

尿道の違和感は

まだ残っていますが、

セカンドステージの

治療ということで

BCG治療

開始することになりました。

再びタナカクリニック(仮名)

土曜日の午前中に

妻も連れて

タナカクリニック泌尿器科に

訪れました。

ここは、最初に血尿が

出たときにお世話になりました。

家からもやや近いし、

森下病院に行くよりも

通いやすいということで

BCG治療は

ここで受けることにしました。

マツモト先生からの紹介状

このタナカクリニックの

タナカ先生はもともと

浜崎大学病院(仮名)

の系列の病院です。

つまり、

浜崎→森下→タナカ

と3つは系列で

つながっているので

ある意味安心です。

紹介状を見ながら

「一度、膀胱内での

出血があったのですね。」

4月30日に

私は膀胱タンポナーデ

という症状で

入院しました。

詳細の闘病記は

闘病記パート48「緊急入院」

BCG治療の説明

治療の前に

BCG治療の簡単な

説明がありました。

「BCG治療とは菌を

膀胱内に入れて

その炎症で

がん細胞を死滅させる

治療のことです。

約8回、できれば毎週

受けていくことで

データ上は

がん細胞がなくなることが

分かっています。

この8回や毎週という

期間や頻度は

特に決まっているわけじゃないので

その人に合わせていきます。」

このあたりは

私もネットで

予習済み。

「むしろ、8回に

たどり着かない人も

たまにいます。

実はBCG治療は

最初の2,3回目までは

なんともないのですが、

4回目以降は

炎症の働きで

排尿痛や頻尿という

副作用が見られることが

あります。

そのため、例えば5回で

止まってしまうケースも

実はあります。

しかし、逆に言えば

炎症が効いてる分、

5回でがん細胞が

死滅してしまったという

ことにもつながることがあります。」

つまり、8回ぐらいBCG治療を

すれば炎症でがん細胞を

倒すことになるが、

炎症がきついと

それは良い証拠という

ことなのだな、と思いました。

「では、早速治療を

始めましょう。

治療自体は簡単です。

膀胱内に管を入れて

BCGを流し込むだけです。」

BCG治療

隣の部屋に行き、

ベッドに上向きで

寝るように

指示される。

タナカ先生が

「では管を入れていきますね。

痛いですが我慢してください。」

これまで何度も

尿道に管を入れられているので

覚悟をしていました。

しかし、今回の管は

かなり細く

痛みはさほど感じませんでした。

それでも違和感というか

気持ち悪さはありましたが。

「では、次にBCGを

投与していきます。」

と言われたものの、

何も特に感じず。

「はい、終わりました。

管を抜きますね。」

で、終了。

「痛かったですか?」

「ええ、でも

カテーテルに比べれば

なんでもなかったです。

ただ、これが8回

続くとなると

ちょっと・・・。」

すると助手の看護師さんが

「頑張ってください。

少しずつ前進しましょう!」

と励ましてくれました。

会計は7,350円。

高い・・・。

BCG治療の注意事項

治療が終わり、

待合室で待っていると

先ほどの助手看護師さんが

「BCG治療を受けた後には

注意があります。

1.BCGが膀胱内で

作用するために

2時間ほどは排尿を控えること。

2.BCGは菌なので

トイレで排尿するときは

消毒をしてください。

これはBCG治療時、

最初の排尿のみで大丈夫。」

ということで、

下の2点を

渡されました。

いわゆるハイターですね。

これを最初の排尿時に

トイレに一緒に流して

5分ほど待ってから

流すように、

とのこと。

もらったパンフレットの

1ページ。

BCG治療の後の

排尿時の注意が

書かれていました。

妻の機転

家に帰り、

2時間後に

排尿するときに

「トイレに流すのではなくて、

一度牛乳パックに

尿を入れて、

その中に消毒剤を

入れたら?

その方が水しぶきが

外に出ることもないし、

5分後に

そのままトイレに

流して、

牛乳パックは

おむつ入れに

入れてしまえば

問題はないから。」

結果、そうやったら

かなりやりやすかったです。

さらに菌がトイレや

あちこちにつかない

気がします。

さすが妻。




次パート

闘病記パート56「2回目のBCG」

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