闘病記パート14「白い塊の正体」

闘病記パート14「白い塊の正体」

2019/1/26

森下病院(仮名)に

家族全員で訪問。

もともと予定していた

麻酔の説明を聞くのと

予定外で昨日の

白い塊の正体を

診察に受けるためです。

※昨日の白い塊については

こちらからどうぞ

麻酔の説明

手術と麻酔は

別の担当なのですね。

※妻曰くそんなことは

常識らしいですが、

何せ手術初体験にとっては

知るはずもなく。

「麻酔担当の

米丸(仮名)と言います。」

「麻酔は局所麻酔となります。

麻酔を打つときは

膝を抱え込むような姿勢になり、

丸まった背中に打つような

イメージです。」

「また今回は

閉鎖神経ブロック

ということを行います。

手術中に無意識に

体が動かないように

処置させていただきます。」

「何か聞きたいことありますか?」

そこで、妻がいろいろと

説明していく。

「手術中は

主人は寝ておきたいらしいので

全身麻酔をお願いします。

ただし、主人は

睡眠時無呼吸があるので

お伝えしておきます。」

「あ、はい。

え、もしかして

看護師さんですか?」

しゃべり方や用語から

察して、米丸先生(仮名)が

妻のほうを見る。

「はい、そうです。

先生、私を覚えていませんか?」

聞けば、米丸先生(仮名)は

以前に妻が現在働いている

浜崎大学病院(仮名)

で働いていたとのこと。

その際に何度か

手術時に

助手として妻が

ついていたことがあり、

顔見知りのようだ。

「あと、主人は

怖がりなので

そのあたり

よろしくお願いいたします。」

麻酔の説明は10分ぐらいで

終わりました。

後で妻に聞くと、

「ああやって

医療関係者が身内に

いるってアピールすると

いつも以上に手術は

丁寧になるものよ。

それと注射怖いアピールを

しておくと丁寧にして

もらえるから。」

手術室のやり取りを

知っている妻が

言うので間違いはなさそうです。

確かに同業者って言われると

私もちょっと身構えますしね(笑)。

妻の経歴

そして、この時

初めて知ったのですが、

妻は手術室経験9年。

しかも、その他にも

透析の経験もあり、

数ある科の中で

泌尿器科が一番得意なのだとか。

そんな妻の夫が

膀胱がん。

これも何かの縁なのかな(笑)。

白い塊の正体

次にマツモト先生(仮名)

に白い塊を見せました。

「これは完全に結石ですね。

膀胱がんではよくあるのですが、

このように膀胱内の異物に

結石が溜まって

塊ができますね。

いわゆる尿管結石とかとは

異なるのでご安心ください。」

昨日の妻の見解とも一致し、

ひとまず一安心。

しかし、後から

妻と話に出たのですが、

「結石ができるぐらい

時間が経過していた。」

という解釈もあります。

変に患者を不安を掻き立てる

ようなことをお医者さんは

言いませんが、

家族である妻は

正直に言ってくれますね。

MRIの結果

「また、18日に

受けていただいた

MRIの結果を

見てもらいましょう。」

PCの画面に

MRI画像が映し出される。

「ここをご覧下さい。

これが膀胱です。

この黒い塊が膀胱がんです。

この塊が膀胱の壁に

達してなさそうなので

浸潤はされてないと思われます。」

つまり、こういうことです。

上の画像にもあるように

黒い塊(膀胱がん)が

壁にかなり入って行ってたり

壁の外に伸びていたら

ガンが全身に行く可能性が

あったということ。

ちなみに膀胱の壁を

膀胱壁(ぼうこうへき)

と言うそうです。

MRI上ではそれが

確認できなかった。

ということでした。

私も妻も

とりあえずはほっとしました。

しかし、手術でとってみないと

わからないのと、

どちらにせよ

膀胱がんは再発するものなので

油断はできません。

この日の診察代は

280円。

小さいことですが、

この病院に来る往復代の

電車賃も280円。

妻と私二人で560円。

全部で840円。

小さいなりに

地味にお金が

かかります。

次パート

闘病記パート15「入院準備」



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