闘病記パート22「命がけのシャワー」
2019/2/15
強い痛み止めを
もらいましたが、
やっぱり痛いものは
痛いです。
6㎜のシリコンの管が
尿道から刺さっているし、
膀胱内で時々壁に
当たったりして
体中に冷や汗が出ます。
妻からも
「あなたの場合、
すぐに痛がるという
性格もあるんでしょうけど、
若いから痛みを感じる神経が
高齢者に比べて敏感だと思う。
加えて20フレンチ(約6mm)
で素材が固いシリコンの
カテーテルだから
余計に痛いと思う。」
と分析。
「カテーテルの痛みは
痛み止めでごまかす以外は
方法がないの。」
というわけで辛抱しておきます。
一人でシャワー
午前中に
看護師さんが
部屋に入ってきて、
「クマガイさん、
さすがに今日はシャワーに
入りましょう。
術後から3日経ってます。」
さすがに自分でも
臭いのが分かります。
「お手伝いしますから、
ね、行きましょう。」
痛そうな顔をするも
これは拒否できなさそうだと
思い、
「わかりました。
でも一人で何とかします。」
「え、一人で大丈夫?」
なんていうかこれは
ただの意地ですが、
一人でやってみて
無理なら手伝ってもらう
というスタンスを
したかったのです。
ここのシャワーは
時間制で30分単位である。
この日は午前の
11:30~12:00
が割り当てられた。
シャワー室まで
10mほど廊下を
歩かないといけないので
11:00ぐらいに
部屋を出る。
正直な話
ベッドから立って、
荷物を持って、
カテーテルの入った袋が
掲げてある点滴の柱
を用意するだけでも5分かかります。
そこから廊下を歩いてると
「クマガイさん、手伝いましょうか?」
と言われるも
何とか一人で
頑張ると伝えました。
更衣室に着いてからが
さらに大変。
カテーテルの管と
その先の袋(尿パック)
を片手に持ちながら
下着を脱ぐのが辛い。
↑実際の写真です。
しかも尿道に管が
刺さった状態なので
下手に動かすと痛むし、
膝の屈伸が自由にできない。
シャワーで洗うのも一苦労。
片手に尿パックを持ったまま
石鹸つけたり、頭洗ったり。
一番しんどいのは服を着るとき。
ズボンとかどうやって
この状態で履けばいいのか、
と更衣室で右往左往してました。
途中途中で片足になるので、
(これでもし転倒したら
大事になる。)
と命がけのシャワーでした。
何とかシャワー終了
「よく頑張ったね!」
と看護師さんから
ほめてもらう。
何気ない一言でしょうが、
少し気持ちが楽になりました。
当然ですが、
今日一人で
シャワーを浴びれたということは
今後も一人で入らないと
いけないということですね。
それは、当然ですよね・・・。
・・・。
・・・。
早く取ってほしい。
このカテーテル。
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