闘病記パート37「2回目のTURBT(前編)」

麻酔のパワー

2019/3/28(手術後まで)

いよいよ2回目の

TURBTです。

前回とほとんど同じで

進むことになりそうです。

手術の準備

前と同じ感じで

手術の準備が進みます。

朝から絶食・絶水

そして2時間前に

きつめのストッキング着用

(手術中は足を固定するため

血の通いを制御するため)。

そして、点滴をつける。

点滴は最初右腕に

つけてもらったのですが

どうも上手く機能してない

みたいで、

「あれ、おかしいな。

角度がいけないのかな。

とりあえずこれで

様子見ましょうか。」

と、一時的に外に出た

若い看護師。

すれ違いで入った

お見舞いに来た

妻に事情を説明する。

「ちょっと点滴のところ

見せてみて。

あー、こうやったのね。

これじゃ入らないよ。

もっと針が奥まで

刺さらないとダメね。

やり直しになるよ。」

と、5分後に来たベテラン看護師が

ささっとやり直しで

左腕に点滴をしていきました。

そういうことがあったりして

いよいよ2回目の手術です。

麻酔の力

その後、点滴と

一緒に手術部屋に

入室。

部屋にはピアノ音楽が

流れてました。

チャゲ&アスカの

Say yes

でした(笑)。

誰のチョイスなんだろう

と思いながら

ベッドに横たわる。

今回の麻酔担当は

米丸先生(仮名)。

以前の闘病記にも

登場していますが、

妻とは浜崎大学病院で

一緒に仕事をした

経験を持ってらっしゃいます。

「白い塊の正体」

↑に初登場。

「それではまずは

局所麻酔をしていきます。」

と、前回と同じく

右側に横になった状態で

体育座り(三角座り)

になる。

そうやって背中を突き出す感じで

背中から注射をする。

チクッとした後に

液体が入る感じが

わかる。

背中を押されてる感じ。

「はい、それでは

麻酔が効いてくるまで

ちょっとお待ちくださいね。」

と言われたときに

思い出した。

前回、局所麻酔が

効いてなくて、

右側は効いたけど、

左側は効かずに

再度注射し直したことがあった。

「TURBT」

そのことを思い出して

米丸先生(仮名)に

伝えた。

伝えたから、かどうか

わからないが

とりあえず1度の麻酔だけで

良さそうでした。

「それでは、眠ってて

もらいましょうかね。」

ということで

口と鼻の上から

酸素カバーをかけられる。

ムァームァー

って感じが頭に

鳴り響き、

気持ち悪くなる。

「どうですか?

麻酔されてる感じが

わかりますか?」

酸素カバーだと

声が通るかどうか

不明だったため

うなずいてみた。

一応、酸素カバーでも

しゃべれるのかな?

とふと疑問に思い、

先生に質問をしてみた。

「この音楽って

誰のチョイスなんですか?」

「あー、このおんg#%#“$$%&'(‘(」

・・

・・・

手術終了

「クマガイさん、

終わりましたよ。」

・・・

・・・

え??終わった?

ああ、寝てたんだ。

頭がぼーっとしながら

「気分はどうですか?」

と看護師に聞かれたので

「ああ、はい。

ちょっとぼーっとしますが」

と何とか答えた。

しかし、麻酔ってすごいな。

こうやって手術終わったぐらいに

すぐに目が覚めるのかな。

後で妻に聞いておこう。

そういえば、

(この音楽のチョイスは?)

って質問、手術前に

した記憶がある。

しかし、答えが思い出せない。

そこで再び聞いてみました。

「あの・・・もしかして

私って手術前に

この音楽のチョイスは

誰のですか、って

質問しました?」

と米丸先生(仮名)に

聞くと、

「ええ、しましたよ。

覚えてないですか?」

つまり、答えを

聞いてる間に

眠ったのか。

すごいな麻酔の力。

「この森下病院(仮名)は

浜崎大学病院(仮名)と

違って、

全部屋同じ音楽が

流れるんですよ。」

すると周りにいた

看護師が

「え、浜崎大学病院は

違うんですか?」

すると米丸先生が

浜崎大学病院では

先生の好み、

それこそロックだったり

ハワイアンだったり

いろいろな音楽を

チョイスする、

という話をされた。

私もそのことを

妻に聞いていたので

今回の質問をしたわけだ。

「それにしても

どうしてそのことを

クマガイさんが

ご存知なんですか?」

と看護師さん。

すると

「クマガイさんの

奥様は浜崎大学病院で

オペ看護師をされてたので

一緒に働いたことがあるんですよ。

すごく良い人でしたよ。」

「へー、どうやって

出会ったんですか?」

と、話があちらこちらに。

以前と比べて

だいぶリラックスしてたという

証拠ですね。

私も気が楽でした。

そして、そのまま

手術室から退室し、

部屋に戻りました。

部屋に戻って、

看護師たちが

身の回りを

してくれた後に

待ってた妻が

入ってきた。

次パート

闘病記パート38「2回目のTURBT(後編)」



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